言語聴覚学専攻紹介

私たちは自分の思いを言葉によって相手に伝え、その言葉を聞いてお互いにコミュニケーションをとっています。そして、言葉でものを考え、記憶し、行動しています。また、食べたり飲んだりすることは、生命を維持するのみでなく、生きる意欲を生み出します。本専攻では、「言葉」や「食べること」の機能が障害された人達に、どのようなリハビリテーションを提供できるかを学ぶところです。

言語聴覚士とは?

言語聴覚士とは、ことばや聞こえなど、コミュニケーションに障害のある方、また、食べたり飲んだりすることに障害のある方(摂食・嚥下障害)の相談、評価、訓練指導などを行う専門家です。その活躍のフィールドは医療、福祉、教育機関と広く、また、対象とするコミュニケーション障害は外見上把握が難しいため、本人への指導・助言だけでなく、家族や周囲の人に対する指導・助言も大切な仕事になります。


学びの目標

生まれたときからコミュニケーションに障がいを持っている人もいれば、人生の中途で病気や事故、あるいは加齢によって障がいを抱える人もいます。言語聴覚学専攻で養成する言語聴覚士(ST)は、このような患者さんの機能回復を促し、自分らしい生活ができるように支援する専門職です。本学の言語聴覚学専攻では、3つの"学びの目標"を掲げています。

目標とする言語聴覚士のイメージを常に持ち学ぶ

本学では、臨床実習を1年次から開講しています。特に1・2年次の臨床実習では、老人保健施設でのボランティア、保育園での実習など、高齢者や子どもとの関わり方を学びます。さらにリハビリテーションの見学なども並行して行い、学生自身が目指す言語聴覚士像(目標)を身につけます。明確な目標を持った人は、着実に目標達成のために努力しています。大学生活中に常に目標をもって学習することで、高い学習効果を生み出します。

「ことば」と「こころ」を学ぶ

言語聴覚士は、どんな医療職種よりも患者さんとの信頼関係が深くなくてはなりません。コミュニケーション障がいを改善するための言語療法は、患者さんの趣味や興味、生活習慣や生い立ちなど様々な情報から、コミュニケーション意欲を引き出す必要があります。また、治療は長期に渡って行うことが多く、より深く、長く患者さんと接する必要があります。そのため、本学では「ことば」に関する言語聴覚学だけでなく、「こころ」に関する心理学の講義を充実させています。認定心理士も卒業要件とほぼ同単位で取得可能です。

実践的技術を身につける

言語聴覚士の専門分野として、「高次脳機能障害学」「言語発達障害学」「摂食・嚥下障害学」「聴力検査」など実践的技術が求められる科目があります。知識だけに偏る"頭でっかち"にならないように、必要な科目に関しては、全て実習科目を設定しています。講義や演習を行ってから実習を行い、臨床実習や就職後にスムーズに言語聴覚士として患者さんに向き合えるように実践的技術を学べるようにカリキュラムを編成しています。

4年間の流れ

カリキュラム

「認定心理士」の資格も取得可能なカリキュラムを構成しています。患者心理に柔軟に対応できる言語聴覚士を4年間で育成します。

PICK UP 実習

高次脳機能障害学実習

言語聴覚学専攻では3年次に高次脳機能障害学実習があります。実習としては神経心理学的評価に欠かせない様々な検査法を学びます。さらに、評価の意義、目的、方法、結果の解釈について学習します。写真は高次脳機能で重要な遂行機能について、BADS(遂行機能障害症候群の評価)を使用している実習風景です。遂行機能障害とは、順序立てた行為が損なわれるもので、日常生活を送るうえで大きな障害となります。このような高次脳機能についてのさまざまな評価法も学びます。本専攻では他に言語発達障害学実習、摂食・嚥下障害学実習、聴力検査実習などの実習も併せて行います。

在校生 VOICE

宮本 広

とにかく奥が深くて面白い。
言語聴覚学専攻 2年
宮本 広
私が実際に、この大学で言語聴覚士の分野に触れて最も感じたことは、そのバラエティの豊富さです。例えば、皆さんも日々何気なく行っている「会話」や「食事」についてはもちろん、不思議な「脳」の働きにいたるまで、様々な分野を学ぶことができます。その分野の中でもそれぞれの分野の面白さを持った言語聴覚療法に皆さんも触れてみてください。

 
西村 友花

『Wライセンス』の取得を目指します。
言語聴覚学専攻 2年
西村 友花
言語聴覚士は「こころ」のケアも担う仕事だと考えています。新潟リハビリテーション大学では、取得可能の認定心理士の資格取得に向けて、心理学系の勉強を頑張っています。言語聴覚学専攻は多くの心理学系科目も必修となっているので、無理なく「ダブルライセンス」取得を目指しながら、楽しく大学生活を送りたいと思います!

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